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烏骨鶏の伝記

  卵から孵化してすくすく成長した可愛い烏骨鶏達。
 性格も大人しい子や臆病な子色々いて飽きることなし!
 ここではそんな魅力たっぷりな烏骨鶏達に密着したページです。

社長、やっぱり安かろう悪かろうのふ卵器では駄目なんですよ。●烏骨鶏の卵を孵そう●

 社長は基本的には物品に対してあまりお金を掛けたくない性格の持ち主ですから、当然チャボの卵を孵す時に購入したふ卵器は通販サイトでバカに安売りされていた海外の少々怪しいものでした。一方社員の方はこういった命にかかわる道具は一応きちんとお金を掛けて安心して備えたいといった性格の持ち主でしたので、海外の妖しいふ卵器をいまいち信用しないまま、チャボの孵卵に挑戦したわけです。
 
 
 勿論、失敗しました。
 
 まず、設定温度に届かないOR余裕でオーバーしていました。もう、この時点でチャボ卵は死んでたのではないでしょうか。

 次に、湿度がてんで上がりません。孵卵において保温の次に大切な保湿。理想は65パーセント以上なのですが、社員が怪しんで確認した際は50パーセント以下に…。一応付属の加湿スポンジはあるものの、果たして役に立っているのかは疑問です。慌てて湿らせたスポンジを追加で投入することにして上手く調節するようにしました。

 転卵は自己責任。通販サイトでは自動転卵機能付という記載があり、これは有難いと購入の決め手になったのですが、手元に着いた商品はどう見てもその様な有難い機能は付いていませんでした。結局朝・夕たまに昼間も社員自らいちいち蓋を開けて卵に付けた印通りに転卵する運びになりました。これだと転卵する度に内部の温度と湿度が乱れてしまう為かなり参りました。しかも、孵卵日数も記録されないので頭の悪い社員は冷蔵庫のホワイトボードにマーキングして孵化までの日数を記録してました。
 
 そして、困ったことに粗悪品を選んだ社長は特に何もしてくれません…。
 
 流石にこう何度もチャボ卵の孵化に失敗していると社員も落ち込みますし、産んでくれるさくらにも悪い気がしました。
 
 社員「社長、やっぱり新しいきちんとしたお高いふ卵器買いましょう。勿論自動転卵機能、日にちタイマー付きのものです。」
 社長「え~、今あるもので上手くやってよ。ふ卵器何て二個も三個もいらないよ。」
 社員「(じゃあ、社長が21日間面倒見てみて下さい。)では、私のポケットマネーで勝手に購入して勝手に育ててみますよ。」
 社長「仕方ないなぁ・・・。」(一応孵化に失敗し続けている原因は理解しているのであまりぐちゃぐちゃ言わない)
 
 
 こうして、満を持して新しいふ卵器にて烏骨鶏の卵を孵す事になりました。新しい良いふ化器の使い勝手の良さと言ったら・・・!本当にこう言う場面ではきちんとしたもので対応すべきだと学んだ良い機会でした。


さすが、お高いふ卵器。烏骨鶏、サクッと生まれる ◆雛を育てよう◆


 朝、気付いた時には既に1羽生まれておりましてふ卵器の中を鳴きながらうろついていました。残りの2つは1つ既に嘴打ちがされており3ミリ程度の穴が開いておりました。そこから半日程度経過した後、もう1羽生まれました。残念ながら最後の1つは無精卵のようでした。
 
 
 この時には既に先輩チャボヒヨコがいましたので、烏骨鶏ひよこ達の羽毛が乾いて自立でき、物を啄める状態になってから合流させました。
 最初は先輩チャボひよこが盛大に虐めてしまうのではないかと酷く心配しましたが、どうやら性格が随分穏やかだったようであっさりと烏骨鶏ひよこに寄り添って一緒に寝食を共にするようになりました。
 
 余談ですが、この時はまだひよこそれぞれに名前を付けていませんでした。名付けてしまうと万が一雄鶏だったときはこのうちどれかを水炊き鍋か焼き鳥かフライドチキンにしないといけないので情を持たないようにする為です。どのひよこも物凄いうんちをしておりましたので、それぞれ適当に『うんぴよ』だの『ぴよこ』だのと呼んでおりました。
 生まれた烏骨鶏2羽のうち1羽の趾が少々奇形で生まれてきてしまい、第3趾と第4趾が癒着してました。上手に歩けないのではと不安になりましたがそれも杞憂に終わり、そのうちどのひよこにも負けず劣らず素晴らしい健脚ぶりを発揮していました。
 
 
 
 

育雛はうんちをどれだけ愛せるかで決まる?! ◆げりうんちはいつの間にか床にも服にも付いている◆

 育雛ゲージは本当にあっという間に汚れてしまうので、毎日お掃除が欠かせません。
 ひよこ達は容赦しませんから掃除した傍から元気にうんちを蒔き散らかしていきます。桜技研の育雛では床材にもみ殻を敷いているのですが、一日で使い物にならないくらい汚染されます。
 餌皿や水差しの中にも見境なく粗相をするので、それらもしっかり洗浄しなければなりません。
 鶏は普通の糞と盲腸便というぺちょっとした下痢状の糞を出します。普通のうんちはコロコロしており、そこまで臭いもなく軽く摘まんだり掃いたりする等であっという間に処理出来るのですが、水気が多い盲腸便となるとそうはいきません。
 
 まず何よりとても臭いのです。本当に臭い。そして、衣類についてしまうと中々落ちません。ひよこ達の健康上問題の無いうんちではあるのですが、世話する方の精神を揺さぶるとんでもない精神衛生破壊型うんちです。
 ひよこ達は社員に懐いてくると手に乗ったり肩に乗ったりとても愛くるしいのですが、必ずこの爆弾を謎タイミングで投下するのでよく観察することにしております。何度も社員の服にこの爆弾を投下するあたり、確信犯だと思わずにはいられません。因みに社長ですら被曝しており、投下される度に「あ!うんぴようんこした!ねぇ!うんこしたってば!」と一々餌皿を洗浄している最中の社員を呼び出します。(拭くなり、取るなりすればよいだけなのですがそういうことは何故か一切しないのです。)
 
 ゲージにこびり付いたこの盲腸便を取り除く作業は中々大変でした。
 
 ただ、毎日掃除をしなければならないほどうんちをするという事はそれだけ健康にすくすく成長している証拠でもあります。また、うんちの状態は毎日の健康管理の大切な参考資料でもありますので決して蔑ろにしてはなりません。そのうち慣れてしまった社員はひよこ達が例え服に粗相をしても「お~立派なうんこだ!」とか「今日は床に落としたからまだ運がいい!」とか「ナイス、ゲリぴよ!」とか褒め称えるまでに変体になっていきました。

すくすく成長、呼び鳴きはメンタルを崩壊に導く魔笛★毎日のお掃除とこんもりうんち★

 ひよこはあっという間に大きくなります。日に日に増えるえさの量、そしてそれに比例して共に増えるうんちの量。とてもお掃除をおさぼりなど出来ません。

いよいよ鶏舎デビューするも、恐ろしき先輩の洗礼

 まずは、オス烏骨鶏『おもち』を鶏舎デビューさせてみました。そして、待っていたのは恐ろしき先輩チャボによる洗礼でした。

残念イケメン『おもち』と唯我独尊実はチャレンジャー『ぷりん』

 烏骨鶏たちは日に日に成長していきます。オス烏骨鶏、『おもち』には立派で集合体恐怖症の方がみたら卒倒してしまうような


試練を乗り越えて、大人になった。その鳴き声もはや騒音です

 次第に慣れ、皆、一回り大きくなりました。いつしか、ひよこらしい鳴き声はなくなり、ニワトリらしい声に変化してきました。

恋を知る雄鶏、まだまだ初心な雌鶏、それぞれの攻防戦

 先に発情期を迎えたのはオス烏骨鶏の『おもち』でした。雄鶏ならではの求愛行動でメス烏骨鶏『ぷりん』とチャボ『わかば』に積極的にアピールします。しかし、まだ心も体も成熟していない雌鶏二羽はおもちの求愛行動に恐怖しか抱きません。全力で彼から逃げて挙句の果てには嫌っていきます。
 おもちはそんな2羽に業を煮やし、漲る性欲に我慢の限界。対象が近づこうものならば力づくで項に嚙みついて背中に跨ります。跨れた2羽からしたらたまったものではありません。もう、絶叫しながら拒否します。社員から見てもおもちの強引さはひどいなぁと思うので、全力で拒絶されても致し方ないと思います。
 そんな時、哀れな雌鶏2羽に救いのヒーローが現れました。桜技研鶏舎部リーダーのオスチャボ『ささ』です。『ささ』には愛しい番のチャボ『さくら』がおり、基本的には彼女にしか交尾はしない愛妻家です。しかし、この鶏舎の長である以上風紀を乱す輩には制裁を加えるのもお仕事です。少々おいたが過ぎるおもちに思いっきり飛び膝蹴りを浴びせました。
 大きさでは圧倒的におもちの方が勝ってますが、けんかに関しては経験と実績はささの方が上手。

もう、交尾できれば誰でも・・・!いやいや、それはダメですおもち君。ほら、先輩キレてますよ。後ろ見てみ?

 ぷりんとわかばに相手にされないおもちはついに禁断の相手、さくらに手を出そうと企んだようです。背後から忍びより、一気に駆け寄ってモーションを仕掛けます。が、さくらには番がいるのです。一生を捧げた相手がいます。

無理矢理、わかばと結婚。一方ぷりんはまだまだ恋を知りません。わかばの苦労は果てしなく。

 ついにおもちは持て余す性欲を発散すべく、わかばにマウント。当然意中の相手ではないので、わかばはそれはもう断末魔の様な叫び声をあげながら逃げる逃げる。しかし、ここは残念ながら狭い鶏舎。ついに捕まったわかばはなし崩しにおもちと番になってしまいました。

春の訪れ。ぷりんも漸く、おもちを意識し始める。社長と社員一安心束の間、生まれたのはやっぱりなぁ!『チャボッケイ』

ころりころりとさくらがお遊びに転がしていたその白い塊、それは卵ですね。どちら様のでしょうか。産んだ本人がお遊びする事も無いでしょうから、他の者たちですね。考えられる候補は、1羽しかおりません。わ・か・ばぁぁぁ!大切な初卵を適当に転がしとかないで。

そしてついにぷりんも初卵!家族が続々増えるぞ。(震)社長『鶏舎拡張します‼』

令和4年の3月始め、ついに烏骨鶏のぷりんが営巣を始めました。稲わらを掴んでは後ろに放り、掴んではまた放り、たまに自分のお尻に乗せて着飾ってみたりそわそわして落ち着かなくなってきました。鳴き声もいつもの控えめな「ぶぅ。」ではなくちょっと焦ったような「ぶ~ぶぶぶ~。」と携帯電話に鬼電があるような感じになりました。不思議なことに桜技研のニワトリたちに限ってなのか、そうではないのかは定かではありませんが誰かが卵を産もうとするとき他の鳥たちはとても静かになります。この時ばかりはささもおもちも決して喧嘩をしません。ささは産卵箱の手前に陣取り敵が来ないように監視し、おもちは傍で見守ります。同じ雌鶏のさくらとわかばは産卵箱の中には入らないものの隣に立ち気が散らないように静かにしています。たまにぷりんが苦しそうにすると首を


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