社長の良い所は『何でも自分で創る事』です。目標は衣・食・住全て自分で出来る様になる事。社員の良い所は『黙って社長についていく事』です。
登場人物
◆桜技研の社長◆ 黒猫だけど、もふもふの白いおなかが自慢。靴下の手は器用の証だそうだ。
自分の中で『生きるうえで必要』と感じたものにはとことん追求する会社の代表。
だけれども、それ以外には全く興味を示さない変わり者。基本的には化学屋なので、研究・開発はお手の物だが、
自頭が良く手先もとても器用なため、本人曰く「俺は何でも出来ちゃう。」らしい。そのせいで社員がいまいち何故
出来ないのか不思議で堪らないと思う反面、別にそれでも構わないとも思っている。
因みに社員はそんな社長を『化学屋属性の仙人』だと尊敬している。
一見クールに見えてしまうし、いかつい体格のせいでレジに並ぶと隙間が出来るくらい不穏な雰囲気を
醸し出しているけれども、実は情け深くこの間は会社の自販機前で体調不良を起こしてしまったご老人を家まで
運んでいったこともあるし、収穫した野菜は基本的に殆ど知り合いにあげてしまう。
たまに、思ってもみないようなブラックユーモア溢れる発言をして笑い上戸な社員を永遠に笑わせてしまうが、
本人は何故笑われているのかが理解できないとの事。
◆桜技研の社員◆ 白猫らしいが、随分くすんでいる。最近尻尾が母親の長毛の血が出てきたのか箒みたいになってきた。
桜技研の平社員。事務仕事を担当している、割には経理等ではたまに信じられないようなポカミスをしでかす。
別の仕事を掛け持ちしているらしいが、一体何をしているのだろうか。
最近あまりにもぶくぶく太るので社長に腹の肉を摘ままれながら『痩せなさい』光線を浴びさせられるが、困ったことに心にも
贅肉がついているこの社員は言い訳だけして動こうとしない。言わば相当の曲者である。
社長とは正反対に常にボケボケしているせいかレジに並ぶと大抵割り込みされる。
生き物の世話が大好きなので部屋の掃除は全くしない癖に、水槽やケージの掃除は周りが引く位マメに行う。
養蜂も仕事の内なのに実は昆虫の毒にとても弱い体質で、蚊に刺されですら季節が変わっても赤みや腫れが一向に改善しない。
最近、社長と育てていたスイカが盗難に遭い少し腹が立っているようだ。(但し、本人はスイカはあまり好きではない)