毎年ゴールデンウイークからシルバーウイークにかけてかわいくパッキングされたスタッフ厳選一押しメダカを直売所で数量限定で販売しています。一般では高価でなかなか手が出しにくい品種のメダカも超お手頃価格で販売している為、すぐに完売する大人気商品になっています。

選別風景。蚊が凄い。
さて、メダカは日が高くなって水温が20℃を超える様になると産卵を始めます。
メダカ達はスタッフが適当に作っ…いえいえ、丹精込めて制作した産卵床(通称クラゲ)にじゃんじゃん産みつけていきます。
稚魚は産卵後水温が合計100℃を突破すると生まれてきてしまうので、それまでに回収して親メダカとは離してしまいます。でないと親が稚魚を捕食してしまうのです。
多い時には一日で1000個の卵を回収し、『保育園』に移します。『保育園』は稚魚達だけが暮らす生簀です。そこで、大きくなるまで育てて体長が1cmを超えたら親の生簀に戻します。状態の良いメダカから、出品です。

選別風景その2。大きさは固体によってかなりバラつきが有る。
令和4年の夏はまた暑くて、暑くて…。蚊すら飛ぶことを諦めたかのような酷暑でしたが、メダカの産卵と稚魚の成長は待ったなしなので毎度選別と回収に追われます。
猛暑の中で、綿布を着こんで蜜蜂の内検を行う社長を「タフ過ぎてやばい…」と横目で見ながらひたすら選別です。そして、半分熱中症になりながらクラゲに付いている卵も黙々と回収していきます。

クラゲに付いた卵。無精卵は摘まんだ時にぷちっと割れてしまいます。
生簀に浮かべてある産卵床(クラゲ)は50個以上。
心を無にして卵を回収していると、心が休まる…ということはなく、「あああああああ!この後、鶏達が待っている~!」と焦っています。
因みに社員は結構こういった単調作業が嫌いでは無いので飽きずに出来るのですが、社長はこういった作業が大嫌い。ですので、社員がいない日は早々に卵の回収を諦めてクラゲごと『保育園』生簀にぽ~いです。
別の日に社員が来たときに『保育園』に夥しい数の不法投棄クラゲが浮いているのを目の当たりにすると思わず涙が溢れてきます。
あまりにも不法投棄クラゲの数の多いときは社長のお小遣いでスポーツドリンクとアイスを買ってもらいます。社員の心が折れない為の、
当然の報酬です。

『紅帝』メダカの稚魚。成魚になると綺麗な紅色になる。なかなか高価。
様々な種類のメダカを飼育中!
只今、社員は頑張って社長にブーブー言われながらも着実に飼育しているメダカの種類と数を増やしています。
主な飼育メダカ
・黒メダカ
・青メダカ
・白メダカ
・琥珀メダカ
・楊貴妃
・幹之
・鉄仮面
・幹之フルボディ
・オロチ
・小川ブラック
・紅帝
・赤虎
・鰭長スワロー
・鳳凰
・ブラックダイヤ
・極龍
・サファイア
・東天紅
・達磨
状態の良いメダカは稀に直売所にて販売しています。絶対採算が取れないお値段で販売しているので、見かけたらラッキーです。
そうそう、凄く肝心なことを書き忘れていましたけど、
勿論、メダカ飼育で活躍中のこの生簀。
社長と一から手作りしたものですから!!!
あの時、実は社員インフルエンザに罹っておりまして…。しかも、お正月休みだったのに…。 高熱出しながらセメント弄り回していたときは意識何処かに行きそうでした。
結局生簀を6船作ったのですが、う~ん、膨大なセメントと川砂を使いましたよ。2トン以上は使ったのでは…。
ジョイフル本田の店員も驚いだだろうなぁ。一般のお客様がこんなに何に使うのかしらと…。
そして社員セメント捏ねるのが本当に下手くそで、散々社長に『下痢便』って揶揄われてました。
滅茶苦茶辛かった…。

ええぇ…。むしろこの生簀制作について詳しく知りたいですか…。
希望者が多ければ作り方を始め、詳細な生簀制作過程情報をアップします。地獄ですよ。
まぁ、あくまで閲覧したい希望者が多いときのみですけど…。