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ミツバチ達の活動報告とあれこれ



●桜技研では西洋ミツバチ・日本ミツバチの養蜂活動を行っています●

と、偉そうに謳っておりますが実際は趣味に毛が生えた程度です。
それでも、素人なりに様々な試行錯誤をミツバチと共に重ねて群をより大きく強くしてきました。
もちろん、残念なことに幾度も全滅させてしまったこともあります。
ここでは、そんな桜技研の社長とスタッフ、そして西洋・日本ミツバチ達の屋外活動の報告をさせていただくページです。


桜技研の養蜂現場



春・夏バージョン(左)と秋・冬バージョン(右)

桜技研の養蜂現場は君津市と千葉市内の2か所あります。その2か所でミツバチを増やしたりお引越しさせたり工夫して育てています。
桜技研の養蜂の最大の特徴は何といってもこの無駄に凝った蜂小屋です!勿論全て社長の手作りの、愛しか感じられない小屋です。

いつも社長はこの小屋に籠って内検しております。実はこの蜂小屋、『スズメバチ対策の為に建てられたもの』です。

  何せ、スズメバチ達が活発且つ攻撃的になる季節の内検はとてつもなく怖いのです。内検時に着る綿布(防護服)は非常に視界が悪くなるので近くにスズメバチが来ても気付けない時が有り、刺されたりしたら一大事です。現場は人里離れた山の中にあるので、助けも呼びずらいです。ということで、安心して内検できるよう、ミツバチ達は通過できる網の大きさで四方を囲った安全地帯を作ったわけです。

 因みにこの蜂小屋はなかなか凄くて、春夏はミツバチ達が活発になりますので、蜂小屋もオープン状態にして行き来がストレスなくスムーズにすることが可能です。
秋になり、スズメバチ達が活動的な時期になると、壁をふさいで徹底ガードします。更に下方に『スズメバチ捕殺器』も設置しているので晩秋の頃には捕殺器の中はスズメバチでみっちみちになっています。これが本当に地獄絵図です。時々大カマキリやら大きな蛾、トカゲ、もうよくわからない甲虫等も入っているのでほんとカオスです。虫が苦手な人が見たら卒倒してしまうかもしれないです。

ミツバチ達は網の隙間から出入りできる小ささなので多少もたつきながらも上手に出入りしています。
 
そうそう、今でこそこの蜂小屋凄く頑丈に作られているのですが、建てた当初はスズメバチをガードする事しか考えていない設計でしたからちょびっと大きな台風が直撃した時、それはそれは見事に崩壊?ひっくり返った?もう、ズレズレになっていた状態になったことがあります。それなりに時間とほんのちょっぴりのお金を使って作った物ですから、多少気持ち凹みましたが社長はそんな事でめげる人では無いのでおよそ1日で元の状態に復元して更に土台をしっかり固定する等の対気象においても考慮したより強固な小屋に進化させました。流石社長、ただでは起き上がらない男です。
 
 さて、気付いた人もいるでしょうが、この蜂小屋当然デメリットもございます。

…えぇ、はい、5郡しか入れないんです。
要は巣箱5つしか設置できないんです。


では蜂たちが元気で一杯分蜂して5郡以上になったらどうするか、って…。



 勿論、小屋の外に設置しますとも!
 以前8郡まで増やした事が有るのですが、その時は小屋の手前に巣箱を設置していました。内検の時は、人一人がすっぽり収まる箱を作り、
その箱を内検したい巣箱を覆うようにセットして内検者も共に入り、内検をするというとてもシュールな状態でした。
とは言え、この移動式スズメバチ忌避箱意外に便利で千葉市内の養蜂現場では今でも普通に使用していますし、鶏の一時的なゲージの役割も担ってくれるのでとても助かっています。



これが、その忌避箱。この箱を巣箱の上に被せて自身も中に入って内検します。
 この時は丁度、鶏のカナちゃんを入れてました。カナちゃんは社長と遊びたくて仕方が無いので、じっと社長を見つめていますね。(笑)
スズメバチをガード出来るし、鶏のケージにも利用できるので結構利便性が高いものです。


えらい酷暑の中で、蜜を絞る!

 ミツバチ達が頑張って集めた蜜は、定期的に絞ります。当然蜂たちも桜技研の社員ですから会社の為に身を粉にして働いていただかないと困ります。
 その代わり、ミツバチ達には沢山の福利厚生を用意しておりますので、今の所ストライキを起こされたことも、虫の中での労働基準監督署に訴えられたこともないので、大丈夫なようです。

桜技研養蜂部福利厚生一覧
・対スズメバチ対策の強化
・蜂ジュースの無償提供
・花粉弁当の無償配布
・防ダニ対策の徹底
・定期的に巣箱内の消毒、検査
・新居の手配

等  実際はもっとあります。なんていう手厚い保障!ホワイト企業万歳ですね。(でも対人間には真っ黒過ぎるかも…。)


 さて、蜜は基本的に春と秋に絞ります。勿論、蜂たちのコンディションや貯蜜量によって絞る年とそうでないときがあります。あくまで蜂たちが優先です。
 春の蜜と秋の蜜は蜜源で花が全く異なるので、色も香りも勿論味もすべて違うものになります。社員の勝手な判断で言わせて貰えば、春蜜は爽やかで花の香りがほのかに香る程度、味もマイルドで親しみやすい感じです。秋蜜はとても濃厚で豊潤な香りが有り、味もしっかりばしっとキレの有る感じです。
 ですので、かなり好みが分かれそうです。因みに社員は春蜜の方が好きです。秋蜜も嫌いではないのですが、かなり濃い味ですのでお茶や煮物に入れています。


  そんな、蜜絞りなのですが皆さまは蜂蜜絞りというとどの様なイメージを持ちますか?

 …なるほど、皆で和気あいあいとノスタルジックな山小屋みたいなところで快適に分離機をぐ~るぐる回すと…。
そして、なになに下の蛇口を捻れば簡単に蜂蜜が溢れだしてビンをあっという間に満たしてしまう、と。
それで、静かな湖畔の森の影でパンにかけて頂く、と。




はい、実は社員も最初はそういった演出されたイメージしかありませんでした。
が、実際は

密閉された灼熱地獄の小屋の中で文句たれたれのミツバチの恐怖に耐え、イラついた社長にどやされながら、死に物狂いでレバーを回してすべて手作業で絞る。

というものです。


 今でこそ、既製品の分離機を使用してある程度楽に絞れるようになったのですが、皆さまお忘れなく。
代表はあの社長ですよ。なんでも自分でどうにかしてしまう、あの社長ですよ。

 最初は案の定分離機も社長の手作りのものでした。そして、それがまぁ壊れる壊れる。レバーを回すたびに壊れるのです。
正直、とても効率が悪かったです。しかも、灼熱地獄の中だとこの壊れる度に直すという工程が物凄い身体的にも精神的にも負担になります。
蜜を絞るという本来の仕事が全くはかどらないものですから、当然超合理主義の社長のイライラはピークになります。
そして、その八つ当たりの矛先は社員へ…。あぁ、すこしでももたつくともう、これが怖いのなんの!



 社長自身が漸く自分お手製の分離機では埒が明かないと認めて市販のものを購入しようとなったときは社員、とてもほっとしました。
あの、無駄過ぎる復旧作業とはおさらばできるぞ!バンザーイ!!と。


今は、灼熱地獄は変わりませんが絞る作業はテキパキ出来るのでだいぶ楽になりました。





 たっぷりと蜜が溜まっています。画像の通り始めは蜜蝋で出来た蓋でしっかりと封をしてありますので、絞る際はこの封を取り除いてから絞らないといけません。




これくらいの量を絞れば4~6㎏程の蜜が採れます。
 下の画像は日本蜜蜂です。西洋ミツバチとはかなり形態が違いますね。絞る時も西洋ミツバチの様に分離機にかけることはなく、そのまま巣ごと潰して絞ってしまいます。勿論、巣だった蜜蝋は再利用しますので大切に保管しておきます。

 絞った後は結構、蝋等のカスが入るのでしっかりと濾していきます。糖度を計測した後、パッキングです。






え、食べてみたいですか?でしたら通信販売のページへどうぞ!

通信販売


暑い日はしっかり水分補給!蜜蜂達も皆で給水所に集合!!





社長が用意してくれた給水所で水分補給をしている西洋ミツバチ達。溺れないように石を敷き詰めています。
猛暑日は給水所がミツバチでみっちみちになるのでちょっと怖くて近寄りずらいです。

昆虫だって水は必需品なんですね。





おや、こんな所でおさぼりしているミツバチを発見しました。桜技研の事務社員みたいですね。…自分で言っていて切ないな…。
働き蜂の中で何故か一定数こういったおさぼりちゃんがいます。興味深いですね。
でも、こういったおさぼりちゃんが実は新しい水源を発見したり、花群を見つけてきたりする事もあるので無下には出来ない存在でもあります。
もちろん、お年を召してきて疲れて休んでいるだけってときもありますから発見してもちょっかい出さずに見守ります。
近くで観察する位では刺したりしないので安心して観察できます。懐が大きいハチです。






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